12/27/2008

金融大量破壊兵器 (CDI)

にほんブログ村 経済ブログへ経済学を独学で学んではや3ヶ月。
常識なんて知った事ではない。

何か知らないが、私の口座には933円しかない。
多分年越せないかもしれない。
笑ってしまう。自分が悪いのだ。
だから勉強してみた。彼の言う痛みの伴う『マクロ経済』とやらを。


クレジット・デフォルト・スワップ (Credit default swap) とは、クレジットデリバティブの
一種で、債権を直接移転することなく信用リスクのみを移転できる取引である。最も取引が盛んな
クレジットデリバティブのひとつ。頭文字をとって CDS と呼ばれることが多い。銀行の自己資本比率
を高める対策の一環として利用されるケースも多い。※WIKI引用

簡単に言ってしまえば『企業自体の生命保険』である。
この問題は『時価会計』とリンクして考えたほうが良いと思う。

最近耳にする『黒字倒産』は投資家のために作られたものであると言っても良いだろう。
投資家の為に、投資先企業の『透明性』を確立するために将来的に保有していた
投資目的の株、これが外的要因で価値が下がる又は価値の無いものになった場合
保有していた企業の価値まで失われ、いわゆる融資が受けれない→決算赤字→倒産
そして全く関係の無い企業の連鎖倒産になってしまう。
d(1 − r) = s(1 − d)
s:1年間のCDSプレミアム、 d:1年デフォルト確率、 r:デフォルトした際の回収率
という金融工学のしくみである。


この『時価会計』自体が、年次決算の中に組み込まれてしまうものは如何なものだろう。
少なくとも今この『時価会計制度』を容認している『日本公認会計士協会』は
もう少し、今の日本の中小企業の実態を考えるべきなのではないだろうか?
企業が持ちこたえられれば、ある程度の労働者の雇用も約束できる。
そして企業は国に税を払う。無くなればそれまでだ。


事業自体で利益を上げているのに保有している財産株の値まで、毎年来る決算
の『損益計算書』に計上する義務を即刻廃止すべきだ。

12月はもう過ぎた。来年3月までに行わないと残念ながら、日本は『THE・END』である。

この『時価会計』で評価された企業をあえて書く。
つぶれては困るからだ。

[危険] アイフル 武富士 日本航空 ソフトバンク プロミス オリックス 全日本空輸 住友不動産
アコム

[要注意] 西松建設 パイオニア 大成建設 荏原製作所 NECエレクトロニクス 野村ホールディングス 野村證券 鹿島建設 IHI 日興シティホールディングス日興コーディアル証券 東芝 大和証券グループ本社 丸紅 クレディセゾン 伊藤忠商事 日産自動車

[注意] 富士重工業 大林組 サッポロホールディングス 清水建設 損害保険ジャパン住友商事 三洋電機 スズキ 丸井
週刊ポスト2008年11月14日号p26の記事による埼玉大学経済学部相澤教授の言葉では「保証料率4%(400bp)が危険、保証料率2%(200bp)が要注意。」という事。

しかし誤解しないで欲しい。あくまでも企業そのものが殆どだろう。
大企業として他企業の生命保険を保障する気持ちは理解してもらいたい。
だからこそ政治そのものがある程度の規制をかけるべきだ。

『グローバリズム=WALLSTREETイズム』からの脱却を国策としてやらないといけない。

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