1/17/2009

インドの糸車

アジアや中東という地域は、近代史の中で振り回されてきたのかもしれない。
それは白人主導の勝手な解釈によって。
中国・インド・ベトナム・インドネシア・朝鮮・タイ・ミャンマー・カンボジア。
そして日本。
殆んどの国は植民地からの脱却を求め、当たり前である独立運動を行ったに過ぎない。
しかし彼らの国土は戦場となり、今も不安定な現状である。
そんな中、とある国に『非暴力と言う抵抗』を掲げた指導者が生まれた。
『マハトマ・ガンディー』
当時、英国に実質的な権限を奪われていたインドにおいて
『ヒンズー教徒』と『イスラム教徒』を纏める上で彼は何をしたか。
ただ『糸車』をまわし続ける事だけであった。
今のインドの国旗の中心には、糸車の車輪が描かれてある。
彼が暗殺された後、イスラム教徒はパキスタンと言う国を作り
インドは敵対国として今も君臨する。日本は何か出来なかったのだろうか?
出来る訳が無かった。
アメリカの植民地であったから。
今のアジア諸国の殆んどが、隣国と友好を結べない。
必ず、近いうちに紛争は起こるであろう。
アメリカは介入はしないであろう。

しかし武器商人だけが『無抵抗な市民の血に染まった金』で
朝から他人事のように、『フィッシュ&チップ』をどす黒い腹に詰め込みながら
ニュースを眺める。

未だに植民地の日本には、もはや可能性は感じられない。

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